リボンちゃんのお気楽極楽、時々シリアス多言語ともしび日記

多言語の自然習得と、市民レベルでの国際交流NGOの「ヒッポファミリークラブ 伊勢CHACHARA+Partagerファミリー」で見つけた、言語場のつれづれ

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東大 酒井先生講演会「言語の脳科学」

4/18、名古屋で開催された、東大 酒井先生の講演会
「言語の脳科学」にジェシカと行ってきました。


スタート一番、「今日の演題を『手話の脳科学』に変更します」
とあり、会場は


講演の中では、まず人工物と自然物の違いの定義が語られました。
そして、自然言語の定義として「文法性のある『人間の』言語で
乳幼児が獲得できるもの」という事が打ち出されました。
これによると、「単語の羅列」は自然言語では無いという事に
なります。

そんな中で、手話は、音声言語と同様に文法構造を持ち、
乳幼児が母語として獲得できるので自然言語のひとつなのだそう。
「ジェスチャー」は文法構造なく、様子と経路を同時に表現する
ので、「手話」とは別物なのですね。


日本語にしても、○○語にしても、もう構築されて長い年月が
経っている自然言語は、その発生のプロセスや起源がよくわからない。
その時、脳がどう働いていたのかさかのぼって調査する事は出来ない。

しかし、「手話」というのは、比較的若い言語。
この日紹介されたニカラグア手話の発生は80年代と言う事で、研究者が
リアルタイムで研究する事ができ、全てではないけれど起源の
わかる若い自然言語の一例として「手話」が出されたのかなと思いました。

ニカラグア手話というのは、10歳未満の子どもたちから生み出されて
来たものだそう。

ニカラグア手話と他の自然言語の一例である日本語との言語学的な
比較や、脳科学として脳の同じ分野が反応している事などがありました。
どの自然言語でも、反応する脳の分野は同じ。
音の介在しない言語である「手話」で、脳の聴覚野が他の音声言語と
同じように使われているという事が、私には驚きでした。
驚くべき、人体の不思議…(笑)

よく、フラワーモデルでも取り上げられますが、「言語の普遍的構造」の
秘密は、言語に反応する脳の分野に隠されているのかもしれません。
脳がことばを生み出すメカニズムもこの辺にあるのかも

脳科学的には、文法は人間が無意識的に使うもの。
多様性の中に普遍性を見出すことが科学では大切とおっしゃってました。


普段、私たちは自分の体の中で、どんな事が起こっているのかあまり
意識していません。
知らなくても、理解していなくても、それでも毎日楽しく過ごす事が
できます。

でも、ちょっと視点を変えて意識してみると、またいろんな発見が
ありますね。


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    ・毎週金曜PM18:30~20:00
    会場 伊勢市内
    (詳細は公式HPよりお問い合わせください)
    ヒッポファミリークラブ公式HP

    人間として自然な言語習得や、多様性を認め合える豊かなコミュニケーション能力を育む多言語・多国間交流活動のクラブを主宰しています。

    小学校でも外国語授業が導入され、入試でも企業でも単なる外国語資格の有無だけでなく、コミュニケーション能力やその言語でその人が何をしてきたのか問われる時代になりました。

    ことばの豊かな環境作りを通して、言語の習得、どのことばを話すどんな人とも向き合っていけるコミュニケーション能力を育みあい、家族ぐるみの国際交流してみませんか?

    国際交流や国際理解講座の講演講師、学校・行政のホームステイ参加準備・受け入れ準備コンサルティング等承ります。

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